先日、マクドナルドが全米で販売するフィレオフィッシュにMSC認証マークを付ける(=認証済の魚を使用する)ことを発表しました(MSC)。
MSCとは、「Marine Stewardship Council」というサステナブルな漁業に関する認証機関のことで、日本では「海のエコラベル」という名前で徐々に普及し始めています。
MSCの認証を得ている魚貝製品には、青い魚のデザインのマークが付けられ、乱獲や違法漁業が行われていないことが証明されています。
このニュースを報じた多くのメディアがマクドナルドの決断を称賛していましたが、私は手放しで喜ぶべきではないような、どこか腑に落ちない感じがしました。
同じように感じた人は多かったと見て、このニュースが出た後に、アメリカの公共ラジオ局NPRがMSCの問題点に関する記事を3回にわたり掲載しています。
記事1、記事2、記事3
これらの記事では、MSCの設立から現在に至るまでの経緯とその問題点を、次のように記載しています。