2011/12/31

ニューヨークの夜景、そして気になる電力消費量


先日、日本から来た友人に誘われて、トップオブザロックに夜景を見に行きました。
東京に住んでいる人が東京タワーに行かないようなもので、トップオブザロックに行ったのは今回初めて。
そもそも、高層ビルからNYの夜景を見たのは、15年程前に観光に来た時にエンパイヤステートビルに上ったとき以来なので、本当に久しぶりでした。


夜景は、それはそれは美しかったです。
写真では伝え切れないかもしれませんが、本当に宝石箱をひっくり返したようで、驚きました。

しかし、環境問題に携わる者の悲しい性なのか、屋上に出て夜景を目にした時、「うわ、すごい!」の第一声に続き、「でも電気使いすぎ!」という言葉がつい出てしまいました。

確かに美しいのですが、夜景は人工的な美ですよね。
先日行ったNY郊外の大自然の美との違いを、改めて思い知らされました。
自然の美は心で感じ、夜景の美は頭で感じる、という感覚でしょうか、やはり感じ方に大きな違いがある気がします。

クリスマスはもう終わってしまいましたが、このシーズンのNYのイルミネーションは、本当に華やかです。
観光客もそれを楽しみに世界中からやってきます。
華やかで楽しいのは良いことですが、これだけ派手なイルミネーションを見ていると、NY州が危険性の高いインディアンポイントの原発をなかなか廃止できないのも、アメリカ全体でさらなる原発開発に突き進んでいるのも、仕方ないのかもしれない、と思わされます。

ちなみに、NY州は一人当たりエネルギー消費量が全米で最も低い州なのだそうです(EIA)。
総消費量では、テキサス、カリフォルニア、フロリダに続き4位ですが(EIA)。
2012年1月1日からは、アメリカでは一般的だった、電力消費量の高い白熱灯の段階的廃止が始まります(NYGF)。

来年は、少しでも持続可能な社会に近づくように願いつつ。
みなさま、よいお年をお迎え下さい。

0 件のコメント:

コメントを投稿

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...